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個人の力に頼らない会場全員接客の極意#5~一卓だけでもコーディネートを変更しておく~

  • 執筆者の写真: 道子 小網
    道子 小網
  • 2020年2月21日
  • 読了時間: 2分

更新日:2020年5月22日

内覧のスケジュールは、事前情報に基づいてある程度決定しておきますが、当日のヒアリングなどで得た情報により変更する場合もあります。その決定や会場全体に指示するため、タイムスケジュールを最終的に決定する支配人に、2 人の詳細な情報を報告する必要があります。

このスケジュール管理は、スタッフが集合する体験の場面などで非常に重要であり、時間のズレが生じてくればどのタイミングで全員が集まるのか、その都度指示を出していきます。大切なのは、「0 分後に集まる」という時間の設定。例えば、5 分後と指示をした場合、料理を作っている厨房などではその時間も分からなくなってしまいます。3 分後であれば、今対応できるスタッフをすぐに行かせることができるわけです。

館内見学の初めはチャペル見学。一番大切なことは、案内をしているプランナー以外の2 人でドアをオープンする。内覧後に本番の挙式が始まるタイミングであれば、リハーサルをする挙式担当スタッフがいるはずです。会場全員が接客に対応する上でも、こうしたスタッフがドアをオープンし、さらに音響のボリュームを上げて実体験をさせます。ちなみに、本番では新郎新婦が揃って入場することはありません。最初で最後の2 人での入場となり、こうした点もトークとして生きてきます。

チャペルの入場体験は、一組ずつ対応します。その都度、曲も変え、音響のボリュームも変更。バージンロードを体験してもらい、そのままベンチに座ってプランナーが説明をします。順次他のカップルも入ってくるわけですが、中に人がいることで、列席者のいる時よりも、本番に近い感覚を与えられます。またベンチに座っているカップルに、入場の様子をゲスト目線で見せられる。それがリアルな体験となるのです。

(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、2月21日号)

 
 
 

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